Log(きょうごく)

きょうごくのLog

都内在住の大学生の日記です。

「日記」いいように使われているだけかもしれないけどね

 僕はバイト先の人間と全くプライベートなつきあいがない。そもそもプライベートなことをバイト先で誰かと話すことがほとんどない。決して少ないとも言えない僕の趣味については本を読むのは好きですとくらいしか言ったことがないし,休日に何をしていたかなんて質問は友達と会っていましたか1人で家にいましたとしか答えたことがない気がする。2択の選択問題みたいなもんだ。今になってはもっと自分をオープンにするべきだったと思っている。何を考えているか分からないやつとは付き合いが良くならないもんだ。

 ただ,出勤時間外でバイト先の人に会ったことは2回ある。2回とも同じ先輩で,1回はおうちにお邪魔した。1回はつい最近スタバで会った。用事は両方とも「企業に送るウェブテストを代わりにやってほしい」だ。もちろん就職活動の替え玉まがいのことが許されるわけはないのだが,協力してSPIをするというのはよくある話だろう。自分は曲がりなりにも理系の大学に通っているので,文系の先輩よりかは数学はできるはずだ。

 ただ,実際思ってたよりウェブテストは難しかった。前回のは問題量が多かったので全てを解くのは到底無理だった。今回はひとつひとつの問題の質が高かった。求められる知識やスキルはそこまで高くはないがひねった問題が多かった。正直解けなかった問題もあった。貶しているわけではないが3年以上ブランクのある人間には難しいに違いない。

 話が大筋からずれてしまった。とにかく僕は数学ができるので先輩の代わりにウェブテストをやった。つまり先輩の良いように使われたのだ。一応タダでやったわけではない。前回は昼ご飯を奢ってもらったし(コンビニだが)今回はスタバのドリンク代500円もらった。これは1時間もかかるテストの割に合わないじゃないかと言いたいわけではない。では僕は何が言いたいのか。

 話は変わるが,情けは人の為ならずという言葉がある。その通りだと納得しているわけでもないのだが,好きな日本語だ。

 例えば,普段はろくに講義に出席せず代筆をしてもらってばかりいるやつが,テスト前になって真面目にノートを取っているやつにノートを貸してくれと言ったとする。ノートを貸してくれと言われたやつは普段なまけていたこいつに俺が真面目にとったノートを貸す理由があるかと憤るかもしれない。良いように使われて面白くないとないと感じるかもしれない。

 だが,それでも僕ならノートを貸す。僕がノートを貸さない理由は僕にはない。相手にあるとも思わない。僕にノートを貸してもらうと助かるやつがいる。なんにしたって情けは人の為ならず,だ。

 お手本のような綺麗ごとだと一笑に付されるかもしれないが,だから僕は良いように使われているだけだぞと忠告をされるかもしれないにも関わらず代わりにウェブテストをやった。

 1年以上続けたバイトはあと1ヶ月でやめる。そんな僕が今さらバイト先の人と人間関係を良好にする理由も特にない。巡り巡って情けが自分に戻ってくると信じているわけではないが,減るもんでもないと思わないか。