Log(きょうごく)

きょうごくのLog

都内在住の大学生の日記風ブログです。いや日記です。

【雑記】この支配から卒業したかった

今週のお題「卒業」

 書くネタに困ったので今週のお題で書いてみようと思う。

 「卒業」といえば尾崎豊。この支配からの卒業。

 もちろん自分は尾崎豊が生きた時代を知らない。自分の両親は既にアラカンと言われる年齢だが、おそらくそれぐらいの人達が世代ではないだろうか。

 自分が尾崎豊を知ったのは、小学生の高学年か中学1年生ぐらいだったか、「聖お兄さん」という漫画を読んだときだと思う。長期休暇をとったブッダとイエスが天界から下界に降りて立川のアパートを借りてバカンスを過ごす、という設定の日常コメディ。今思えば、当時の年齢で読むには難しい漫画だ。

 その漫画のなかで、悪ぶってみたブッダとイエス尾崎豊の「15の夜」をアレンジした替え歌を歌っているシーンがある(「卒業」も少し入っている)。ブッダの出家のエピソードと「15の夜」の歌詞を結び付けたネタだった。さっきも言った通り、12才程度の少年は尾崎豊など知らないし、仏教の祖のエピソードなども知る由もない。意味が分からないと言う自分に、その漫画を読んだ母は、「そのうち面白いと思えるようになるよ」と言った。背伸びをしたかったお年頃の少年の自分は、漫画で得た知識をあたかも最初から知っていたかのように振る舞い、「面白いよ」と言って友達にその宗教ネタ漫画を進めていた気がする。

 それから、「聖おにいさん」の新刊が発売されるとすぐに買って読んで育った高校3年生のとき。あのネタの、「15の夜」はどんな歌なのかふと聞いてみた。別に当時の自分は行く先も分からぬまま盗んだバイクを走らせたり、夜の校舎の窓ガラスを壊して回ったりするようなヤンチャな少年ではなかったが、なぜかハマった。竹原ピストルも好きだが、そういう男らしさみたいなものに惹かれる性だったのかもしれない。

 「15の夜」以外の歌も聞きまくった。そのときにマイブームになったのが「卒業」だ。当時の自分はシステム英単語をポケットに入れて持ち歩かんばかりのバリバリの受験生だった。学校に行って授業を受けて、授業が終わると補講という名の受験生専用の延長戦をこなし、夜の8時や9時まで学校に残って半ば強制じみた自主学習をするという生活。キャンパスライフに憧れてはいたが、先生や親の進める大学に納得できず、勉強こそが正義だと言わんばかりの空気に辟易していた。単に歌が気に入っただけでなく、受験という支配から早く解放されて自由になりたかった自分に「卒業」はぴったりだったのかもしれない。