Log(きょうごく)

きょうごくのLog

都内在住の大学生の日記風ブログです。いや日記です。

【感想】「運び屋」を見てきた

 映画「運び屋」を見てきた。これは簡単なあらすじ。

 アール・ストーン(クリント・イーストウッド)は金もなく、孤独な90歳の男。商売に失敗し、自宅も差し押さえられかけた時、車の運転さえすればいいという仕事を持ちかけられる。それなら簡単と引き受けたが、それが実はメキシコの麻薬カルテルの「運び屋」だということを彼は知らなかった…。(TOHOシネマズから引用)

 自分は普段からあまり熱心に映画を見るほうではない。映画や監督、役者の知識も全くない。海外の作品なら、なおさらだ。映画の感想ブログなら他にたくさんあるだろうから批評的に触れるつもりはないし、ストーリーの構造等に言及もしない。お勧めする、しないというわけでもない。自分の自己満足で、ただの日記の一環として感想を述べるだけだが勘弁してほしい。

 

 タイトルのイメージや宣伝から、90才の運び屋が、その高齢にも関わらず警察の目をかいくぐり、時にカーチェイスを繰り広げたりと、スリリングで派手な映画を想像していた。だが、そんなことはなく。

 仕事一筋で、家族をないがしろにしてきた90才のおじいちゃん。運び屋の仕事の最中、妻の命が危ないと娘からの電話。おじいちゃんは仕事ではなく、愛を選んで妻のもとへかけつける。家族の大事さを再認識する、おじいちゃん...。

 あったかさのある話だけど、なんか思ったより普通だったね。これが感想。

 

 印象的だったシーンは、おじいちゃんが組織のボスにその仕事ぶりを気に入られて、組織のパーティーに招待されるシーン。何が印象的だったかというと、おじいちゃんが普通に女としっぽりしているところ。90才でも性欲ってあるんだなと思った。尻がエロかった。

 おじいちゃんは歌を歌いながら運び屋として運転するし、パンク修理を手伝っちゃう。ハンバーガーやポークサンドを買いに、または友人の家に寄り道をする。余計なことをしないで仕事をしろと怒られるが、「人生楽しまんといかんよ、俺のように」とおじいちゃん。その物言いや生き方にユーモアやチャーミングさを感じさせ、老いは感じさせなられなかった。若いおじいちゃんっていいね。

 

 だが、おじいちゃんは90才ということもあって考えが古臭い、というか固い。インターネットはくだらないと言い、近ごろの若者は携帯無しの生活をしらんのかと言う。黒人のことをブラックではなくニグロ。

 対して警察(DEAだったかな?)は必死に「タタ(アールの運び屋としての呼び名)」を探すが、まさか90才の老人がやっているとは思わず。メキシコ系の、いかにも不法移民者っぽいのに職質をしても、白人の老人はスルー。

 偏見というか先入観というか、そういうのあるよね。

 ただ、おじいちゃんがメールのやり方を熱心に勉強しているシーンもあったし、家族の大事さうんぬんに気付くところも含めて、90才でも変われるよということかもしれない。

 

 途中でおじいちゃんのことを贔屓にしていた麻薬組織のボスが内部の人間に殺される。新ボスの意向で、おじいちゃんのやや自由奔放なやり方を認められなくなる。「命令に忠実に従え、さもなければこうだ」と、開けた車のクランクの中にはその元ボスの死体。このあたりハラハラさせられる展開。

 その場に、以前おじいちゃんに組織を辞めたほうがいいとアドバイスをされていた男がいた。自分が今思い出すのは、その男はおじいちゃんのことを受け入れつつあったけど、組織に逆らうことは勿論できずってシーン。ああ、あの男のあのシーンのセリフなんだったけな。

 

 その後、前述したとおり妻が倒れたと連絡を受け、妻のもとへ駆けつける。運び屋の仕事をすっぽかして。長い時間を経て、妻との愛を語り合う。家族はおじいちゃんを見直し受け入れてくれる。

 だが、結局、妻の葬式に出席した後、最後はおじいちゃんはDEAの捜査官に捕まる。一度その捜査官は、おじいちゃんがタタとは知らず、カフェで会っていた。「家族の記念日を忘れてしまったね...」「俺のようにはなってはいかん、家族は大事にな」とか言って。そしてパトカーでその捜査官と再度言葉を交わす。

 裁判で自ら有罪と認めたおじいちゃん。最後の「居場所が分かるだけ安心だわ」て娘(孫娘だったかも)のセリフが印象的だった。

 

 淡々とお話が進んで、見やすかった。さもそうだというかんじで、名言ぽいのが随所に出てきて分かりやすかった。ただ、大どんでん返しとか、派手さが好きだったからちょっと残念。

 ...結局批評的に書いたかもしれない。

 

 関係ないが、映画を見終わった後、数少ない大学の女の子の知り合いに会った。映画館でバイトをしていたとは知らなかった。「ひとり映画館?さみし」とか思われたかな。