Log(きょうごく)

きょうごくのLog

都内在住の大学生の日記風ブログです。いや日記です。

成人式の意見発表で話すことを考えよう

 以前の記事でも書いたが、不本意ながら成人式で意見発表をすることになった。「成人の主張」ってやつね。

  先日、自分にその発表を押し付けやがった地元の友人から電話があった。発表のテーマを後日教えてくれ、とのこと。

 一体、何を喋ればいいのか分からない。主張したいことなんてない。いや、それっぽいことを適当に喋ることはできると思う。5分間(約1500文字)という長さが成人式でのスピーチとして一般的かどうかは分からないが、それっぽい言葉で原稿用紙を埋めて、それっぽい顔で喋るのに難しくはないと思う。ググったら例文とかでてくるし。

 ただ、その「それっぽいことを」喋る気が進まない。

 過去の成人式のスピーチやインターネットを参考にしてみたが、一番使われているキーワードは「感謝」だろう。家族への、友人への、先生への、育った町への…。母はいつも「感謝の気持ちを大事にしなさい」と言う。改まって親やふるさとへ感謝をすることがないか考えてみたが、うまく思いつかない。自分は一人で生きてきたんだ、親の愛情を感じたこともなければ感謝の気持ちもない、というわけではない。世の中の全ての人が親だからという理由で当然のように愛情や感謝を感じるわけではないのだろうけれども、自分は割と恵まれた家庭に育った自身はある。

 姉弟三人含め大学にいくまで育ててくれた。今でも大学に通いながら一人暮らす自分に心配の電話がかかってきたり野菜やお菓子やもろもろが送られてきたりする(ごめん、あまり食べてないけど)。

 でも、まだ親への感謝を表現できるほど実感がない。 

 きっと、間違いなく親やその他いろいろに感謝することがあるはずだとは思う。でもまだ実感していないのだ。恥ずかしさや照れもあるけど、どうしてそれっぽい顔して「ここまで自分を育ててくれた親に感謝したいと思います、ありがとう」って言えるのだろう。そりゃそういえば親は喜んでくれるだろう。特に、ドラマや映画を見て涙を流している自分に対してに平然とした顔をしている息子に「感動とかしないの?」と言い、なにかとつけて「感謝の気持ちを大事にしなさい」というそんな母の、涙を流す姿が簡単に想像できる。

 でも、ここまで何の不自由なく育たせてもらった自分は、その言葉以上に感謝を表現することはできない。

 親への感謝を実感するのは、自分が就職をするときかもしれない。社会人として働く日々の中かもしれない。結婚するときかもしれないし、自分が親になるときかもしれない。それからこどもがある程度成長したときかもしれない。それともなんでもないようなふとしたときかもしれない。

 でも今はまだ心から感謝を実感できないから、いつかその感謝するときがきたら「ありがとう」と言えたらいいと思う。

 まだ20歳の、素直じゃない自分にはせいぜいそれっぽい感じを醸し出す程度の言葉しか成人式で話せない。代わりに何か簡単なプレゼントでも持って帰ることで良しとしようか。

 

 ……それで結局成人式で何話したらいいんだ。