Log(きょうごく)

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都内在住の大学生の日記風ブログです。いや日記です。月・水・土曜日に更新しています。

オーストラリア留学記 #7 オーストラリアの大空を…

 前日の海水浴に引き続きバイロンベイ2日目の日曜日。だだっ広い牧草地とそこにちらほらといる牛や羊をとりとめもなくバスの車窓から眺めていた。オーストラリアは広いなあとか考えながらたかだか1時間ほどの移動時間が長く感じて仕方がない。遠足に行く小学生のような気分でようやく到着した場所はやはり視界を遮るものが少ないオーストラリアの広さを肌で感じられるような場所だった。

 ここまで来て少しずつ実感が湧いてくる。前日までは全く想像もできなかったが、今日俺は大空を舞う。スカイダイビングをするのだ。ただただ友達に誘われるがまま空いた予定を埋めようとスカイダイビングをすることにしたのだがまだ飛んでもないのに来てよかったと感じ始めていた。

 受付場所で映されているスカイダイビングのムービーを見てテンションが上がる。考えてみればスカイダイビングをする機会なんて簡単にはないような気がする。学生としてはそこそこのお金を使ってまでする価値はあるに違いない。受付で予約を確認して保険やらをタブレットで入力した。そういえばスカイダイビングは危険なスポーツなので留学中にするのは推奨しないって渡航前のオリエンテーションで言われてたかもしれないけど…特に問題ないだろう。気楽にいこうぜ。

 今か今かとわくわくしながら受付のソファで待機していた。だがしばらく待ってもなかなかスカイダイビングをするような気配がない。周りには同じようにスカイダイビングをしに来たであろう様々な人種の人たちがいたがその誰もがまだ待機していた。待ちくたびれてスマホアプリで友達と将棋を指し始めて少ししたころにようやく受付のお姉さんがマイクでなにやらしゃべり始めた。やっと準備ができたのかなとか思って聞いているとなにやら様子がおかしい。無論英語で喋っているしリスニング力はつたないものなので完全には聞き取れないが不穏な空気はひしひしと伝わってきた。

「え?今日飛べないの?」

 隣にいた友達が言った。悲しいことにどうやら俺の理解は俺だけのものじゃなかったみたいだ。風が強くてうんぬんかんぬんとか言ってたもんな。こんなにも空は青く澄み渡っているというのに。友達が確認のために受付でもう一度丁寧にお話しを聞いてきてくれた。やはり風が強くて今日はスカイダイビングはできないと。帰りの送迎のバスはだすし来週にでもまた来てもらえればジャンプできるとのこと。お金はそもそもまだ頭金しか払ってないからそこまで問題ではない。いや、もし今後スカイダイビングをしないことになっても頭金が返ってこなかったら割と痛い出費になるのだけど。来週またチャレンジするかどうかは保留としてとりあえずブリスベンに帰ることになった。高まりきった期待を返してほしい。