Log(きょうごく)

きょうごくのLog

都内在住の大学生の日記風ブログです。いや日記です。

オーストラリア留学記 #1 Hello, Australia

 雨が降っているのが残念でしかたない。降り注ぐ紫外線の中、サングラスに上着を肩にかけてさっそうとこの地に降り立とうと思ったのに雰囲気がでないじゃないか。それでも一応サングラスはかけてみたけど。

 自分は今オーストラリアに来ていた。一か月の短期留学だ。かなり早朝のご到着。ちなみに時差は1時間とさほどない。最初に空港で出迎えてくれたのは留学を支援してくれる機関の、縦にも横にもでかい現地の男のひとだ。さすがオーストラリア人、俺たちがちょっとした小人だ。なんかめっちゃ明るく英語で話しかけてくる。外国に来た、という感覚をここで初めて覚える。そして何言ってるかよくわからない。

 空港で一時間くらい待たされた後、バスで留学先の大学へ向かった。バスで空港から大学に向かうまで成田空港でほとんど知り合ったばかりの同じ大学の人としゃべりながら外を眺めていたが、特にオーストラリアっぽいものは見当たらない。オーストラリアっぽいものが何か自分でもわからないけど。ところで今喋っているこいつの名前なんだっけ。

 大学に着くと既にホームステイする家族の人が俺たち日本人の名前の書かれた紙を掲げて出迎えてくれていた。本当にバスを降りて直後だったのでいきなり日本語が全く通じない世界に投げ込まれたことに少々戸惑う。

 俺のホストファミリーはリタイアしたおばあさんひとりだけだ。名前はエリザさん(仮名)。本当は子供とかあわよくばきれいで年齢も近い女性がいる家庭がよかったけど仕方ない。いきなりの初対面の挨拶もそうそうに車に乗ってホームステイする家に向かう。その途中で特に当たり障りのない感じの話題を振られた。って言ってるけど自分のリスニング力のなさのおかげで何言っているか分からなくてまいった。何回も聞き直しても分からないときは笑顔で適当にごまかしてしまっていた。ああ、ごめんなさいエリザさん。英語が全然できなくて申し訳ない。わからないときは笑顔と微妙なハイテンションで乗り切ることにした。

 家に着くと二匹の犬がお出迎えしてくれた。まるで何年振りかに主人が実家に帰省したかのように車を降りたとたんに飛びついてきた。人懐っこさが半端じゃない。って英語で言おうとしたけどうまくいえなくて cute! とかしか言えない。ああ英語力。

 飛行機でほとんど眠れなかったことを言うとシャワーを浴びたのちに昼間だというのにベッドで眠らせてもらった。多分エリザさんからしても特にやることなんてなかったのだろう。ちなみにオーストラリアは節水に厳しいらしくシャワーは10分と決められた。赤色の蛇口と青っぽい色の蛇口があったのでお湯をだそうと思って赤色のをひねったところ、待てども待てども冷たい水がでてきた。不思議に思ったが時間は限られているので覚悟を決め速攻で冷水でシャンプーをして体を洗った。が、寒すぎた。拷問レベル。自分が留学に来た都市ブリスベンは赤道に割と近いためか年間を通して暖かく過ごしやすいが、日本と季節は逆なので8月下旬のこの時期は気温が20度そこそことか。先ほどもいったが今日は雨が降っていて最高気温も20度に届かなかったので少し寒かった。そういう訳でお湯が恋しかったのだ。お湯がなぜでないのか上がったら聞こうとか思いながらなんとなく青っぽいほうの蛇口を寒さで震える手でひねってみた。すると少し水温が上がったような……。慌てて赤の蛇口を止めてみる。……なんということでしょう、熱いお湯が出てくるではありませんか!……これが今日一番つらかったことだ。

 ありがたくたっぷりと寝させてもらい、目が覚めると既に夕方だった。エリザさんが犬の散歩に行くと言うのでついていった。ドッグパークとやらにいき、エリザさんはそこにあるドッグランで犬を遊ばせておいて、おばあさんコミュニティのお友達とお話しを始めた。俺も一応ハローとかいいながら簡単すぎる自己紹介をしつつ愛想をばらまく。気分は完全におばあちゃんといっしょに老人ホームに行った孫のそれだった。おばあちゃんたちとも話に花が咲かないので犬と遊ぶ。なんかしらんがどいつもこいつも俺になつきやがってかわいいなこのやろう。簡単に腹見せやがるしボール投げたらとりにいってちゃんと俺に返してくれるしかわいいぞこのやろう。

 犬と戯れた後家に帰ってディナーの準備をエリザさんがしているのを眺めていると(一応手伝いましょうか?って言ったんだけどね)俺とは別にエリザさんのおうちに滞在しているというシーランさん(仮名、男)が帰宅。事前にエリザさんがシーランさんについて説明してくれてたけど国籍も年齢も分からない。とゆうか多分俺が聞き取れてない。ただ英語はペラペラだった。シーランさんとエリザさんと一緒にディナーを頂く。シーランさんは陽気な人だったし、正直おばあちゃんより話しやすかった。普通にちょっと楽しく喋れた。

 ディナーの後に日本からのお土産を渡し、ジャパントークを楽しんだ後、かなりはやめの就寝時間となった。9時までにはグッナイと挨拶をしていたのだから子どもがいる家庭ならともかく、いやそれでもかなり早い。明日の朝は6時半には家を出なければならないが、俺は5時間ほど昼寝をしている。日本の普段の生活が夜型なのもあって全く眠くないのでこうやってばりばりブログを書いているわけだ。この時点で自己記録の文字数を書いてしまった。長くなって申し訳ない。そして明日起きられるか不安だ。初日の遅刻とかシャレにならない…。

 最後に今日一番勉強になったこと、というか驚いたことを一つ紹介しよう。エリザさんやドッグランで会った人たちはみんな ei の音を ai と発音していたことである。具体例をあげよう。テイク(take)はタイク、ウェイ(way)はワイ、チョコレートケーキ(chocolate-cake)はチョコライトカイク、という具合だ。ただでさえリスニング力に難ありなのにさらに聞き取りにくくて苦労した。ショッピングの帰りに大学への行き方を車を運転しながら教えてもらっていた時に気付いたのだが、3割増しで理解できるようになった(それでも全然わからないけど)。きっと方言みたいなものなんだろう。